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なぜこの香りが生まれるのか

2023.9.01

カテゴリ:

椿宗善の日々

かつては欠点とされていたこの香り。それが茶業界で再評価され注目の香りとなっています。

一般的な煎茶は茶葉を収穫した後、萎れる(しおれる)前に直ちに加工処理を行い鮮度を保ち仕上げています。これに対してこの萎凋(いちょう)煎茶は収穫後、一定期間放置して萎れさせ熟成されます。この放置により微発酵(萎凋)が起こり、茶葉の成分や香りが変化してこの爽やかでフルーティーな香りが生まれるのです。

 

注目の香りなのですが、産地の生産家はなかなかこの香りを再現できず苦労しているそうです。理由は1970年頃までは萎凋化させようと思ってこの香りになったのではなく機械の性能や道路事情により加熱処理までに時間がかかってしまい自然と微発酵してしまう茶葉が出来てしまったそうです。ですから、まだ人為的な萎凋化は確立された技術ではなく、試行錯誤の段階だと産地の方は言っていました。

 

しかし5月の新茶の季節産地から一本の電話がありました。

 

「これぞ萎凋の香り。自分が知る限り今年の中でこれが最高だと思う茶葉30kg押えました!

これ以上の茶葉はありません!」

 

見本を飲んでみると言葉通りの出来。商品にしてわずか50gで600本ですが、ご用意しました。ぜひこの香りに酔いしれてください。

 

店主 山口

 

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